|
久米島マラソンレポートも今回で終わりにしよう。今日は私だけの「通り道」のことを書きい。
マラソン参加者は舗装道路を歩いて大会会場に向かうが、私はリュックサックを背負ってイーフビーチの砂浜をテクテクと歩き、防潮林の中の隙間道を通り抜けて会場と行き来する。雑草が生い茂り、獣が歩いて隙間を作ったような道である。20年間この道を通っている。
茂の道を通るとモクマオの幹にセミがいっぱい張り付いて、腹を震わせてジイワ、ジイワと鳴いている。手を伸ばして捕まえて頬ずりをしてまた放す。大きなチョウが木の間をゆうゆうと舞う。ボクの頭をめがけて飛んでくるかと思うとサット引き返す。せんだん草の黄色の花に小形のチョウが止まって蜜を吸っている。木の上でカラスがカーカーと鳴く。
道端の草花、カラスやチョウチョウ、砂浜を足早で駆け回るヤドカリやカニたちがボクを迎えてくれているようで、とても嬉しい。来年もまたこの友たちと会いた。
(写真 大会会場へ行き来するボクだけの「通り道」)
注 セミは秋の終わりを告げる奄美ツクツクでしょう。
|