武士と空手

沖縄では空手の鍛錬をした人を武士(ブサー)といった。ヤマトの武士は刀(剣)を使うが沖縄の武士は「手」(ティ)(空手)を使った。薩摩藩の武士の横暴に立ち向かうために沖縄のサムレーは空手の鍛錬をしたともいわれている。

「空手」のかの字も知らないが、琉球新報に連載中の「武士マチムラ」を読んで考えさせられた。土曜日(27日)(23回目)のエピソードにこんなやり取りがある。空手の稽古を始めようとする樽金(マチムラノ幼名)に先輩が聞いた。

「お前、手が何かもわかっていな」
゛手のことぐらいしっているよ゛
「じゃ、手とはなんだ」
゛沖縄のサムレーがやる武術だ゛
「そんなことはだれでもしっている」「手をやるものにとって大切なものは何かと訊いているんだ」
゛それは知らん。強くなればいいんだろう゛
「それじゃ 一人前の武士にはなれないな」

これから空手を習おうとする樽金を戒める会話である。

沖縄の方言では空手ができる人を「手使い」といった。武士とは言わなかった。武士とは、修行を積み、技を磨き、なお「武士とはなにか」を極めようと精進する人のことをいった。「大武士(うふぶし」とか「隠れ武士」とかといっていた。私の知っている武士の名は、「チャンミーグア」、「ムトブサール」、「武士マチムラ」。

小説の主人公樽金がどのようにして、「武士マチムラ」と呼ばれるようになるか。苦悩と努力と波乱の人生を楽しみに読んでいる。

注:後半の文章を一部書き換えました。

















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