首里城公園は健在なり

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10月30日の火災で首里城公園の正殿と南北殿が焼けた。もう1月半が過ぎる。昨日の午後、焼け跡の公園に行った。西日が首里の街を赤く染めていた。

円覚寺を過ぎて、久慶門から城内に入り、瑞泉門、漏刻門を抜け広福門から下乃御庭(したのうなー)に出た。瑞泉門の手前の右側にある龍樋は昔と変わらず龍の口から清水を流している。下乃御庭に出ると焼け落ちた北殿の残骸が目に入る。無残の姿だ。正殿に入る奉神門はなにごともなかったように建っている。下乃御庭の右端にある首里森御嶽(拝所)も無傷だ。ホットした。

立ち入り禁止が解かれた地域を歩くと、首里森御嶽の裏側にお城の聖地「京の内」に出る。王府の祭祀を司る祝上の最高位にある聞聞得大君(きこえおおぎみ)が祈りを捧げた場所だ。石垣に囲まれ静寂な雰囲気が漂い、サンダンカ,ツワブキの花が咲いている。

南の城壁に沿って西に進むと薄暗い林の中を通り、西のアザナに出る。那覇港まで一望できる。誰でも声を上げる。「素晴らし眺めだ」と。

焼けた本殿は首里城の中心部だが、それだけが首里城公園ではない。火災前の首里城公園は約11.9ha、今はその8割に当たる(約10ha)が解放されて自由に散策できる。城壁、御嶽、見晴らし、植物相。琉球歴史の遺産を語るこの上ない公園だ。首里公園は健在だと感じた。

(写真)焼け落ちた本殿の焼け跡に立つ焼けこけた大龍柱。



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