NAHAマラソンの原点
35回目のNAHAマラソンを完走できた。「走らねば」と思って努力したわけでもないが、毎年12月になるとNAHAマラソンを走るものと思って35年になった。
若いころは、3時間台とか4時間台を目標にして走ったが、60台を過ぎると自分の体力テストのつもり走った。世間の常識では高齢者は“年と共に衰える”という。私は、この常識に疑問も感じた。ほんとうに「高齢者の体力は年と共に衰えるだろうか」と。
私は1つの仮説を立てた。加齢に身を任せば衰えるだろうが、“鍛える年と共に体力は強くなる”。この仮説を自分で証明しようと思った。60歳から20年以上体験した結果、マラソンの記録は長い期間では遅くなっていても、年とともに低下するとはいえない。豊作と不作を隔年ごとに繰り返すシークワサーのように記録も1年おきに上下を繰り返し、加齢と共に衰えるとは実証できない。
1例だが、昨年の完走タイムは6時間14分で悪かったが、今年は5時間55分に回復した。完走後の疲労感、筋肉痛も昨年より軽く、身体へのダメージも小さい。練習に加えて筋トレをした成果だと思っている。
「老いえの挑戦」。私のNAHAマラソンの原点である。
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