「42.159キロへの挑戦」
書棚から懐かしい本がでてきた。「42.159キロへの挑戦」松島駿二郎・生和寛著、朝日新聞社発行。昭和59(1989)年10月10日印刷。
本を買った日付が昭和60年1月11日。47歳の丑年の誕生日。「あなたも1年でフルマラソンが走れる」と副題がついている。この副題に引かれて読み始め、1月15日に読み終えている。最後のページを閉じたとき、よしフルマラソンに挑戦しようと思い立った。その年の12月に第1回NAHAマラソンに出場した。私のマラソン人生のスタートである。
こんなエピソードが書いてある。「1万4千人余が参加した1982年のニューヨークシティー・マラソンでノエル・ジョンソンさんが完走した。タイムが6時間7分37秒。ノエルさんは83歳の男性でした」と。だから、年齢を超えてフルマラソンはだれでも完走できるものだ、と紹介している。よしおれもと当時思ったのでしょうか。私も82歳11か月で第35回目のNAHAマラソンを完走した。37年前の思いが現実となった。
マラソンへの興味を触発してくれたこの本。今の健康と幸せの種を授けてくれたと思って感謝している。一冊の本が人生を変えたと言っていいかもしれない。
この記事へのコメント