パパイヤの雄に実が成る

今朝の琉球新報の地方版に「不思議 雄パパイヤに実」と記事が出ている。通信員の知花幸栄さんが提供した情報で、南城市佐敷伊佐津波古の高江洲順達の庭に生えている雄のパパイヤに実が付いたと写真を添えて伝えている。

この記事を読みながら、60年前、ハワイ大学の研究室でパパイヤの性(sex)を研究していたころを思い出した。パパイヤは雌雄異株(メス株とオス株)であるが中に両性株がある。メス株には雌花、雄株には雄花、両性木には両性花が咲く。その裏付けてとなる性染色体(sex chromosome)を見つけようと顕微鏡をのぞいていた時期があった。

パパイヤの雄花には稀に実が付くことがある。雄花の中に10本の雄しべがあるが、気温、水分、栄養などによって雄しべの1つが雌しべに変化して両性花になることがある。冬にはたまに見られるが、夏に雄の花が実を着けるのは珍しい。

蛇足だが、沖縄のパパイヤは雌の実で、大型で丸く主に野菜用である。ハワイのパパイヤ両性木の実(ソロパパイヤ)で、小型で卵型をして甘くフルーツとして販売される。半分に切って朝食の高級デザートとして食される。

備考:

パパイヤは、苗の段階で雌、雄、両性を見分けることはできない。植えて12カ月して蕾が出た時蕾の下部を手で触って、その感触で雌、雄、両性木を鑑別する。その鑑別作業もよく手伝った。





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